平成21年6月19日金曜日

空中浮遊!


ショートトリップをしてきました。
 
マルンビンビーの友人宅をたずね、みんなで夜通しバジャン♪ 一緒に神聖な歌を歌うと、初めて会った人とも繋がりやすくなります。

(ところで、マルンビンビーって、なんだかユニークな響き。オーストラリアには、アボリジニーに由来する地名がしばしばでてきて、おもしろい。)



~空中浮遊~

@庭のトランポリン


バイロンベイの灯台にサンセットを見に行きました。
夕暮れ色の空を360度見渡し、着いた途端に車から飛び降りたくなる美しさ。


太陽と反対側の空もロマンチックな色。


灯台を海に向かって下る道があり、海に突き出す岩の先端、オーストラリアの最東端へ行くことができます。そこから夕日を眺めました。


海から顔を出す二つの岩には、アボリジニーの逸話が。二つの岩がくっついて並んでいる様子から、困難を乗り越え一緒になった恋人たちとも言われています。



夜は、Mullumbimby Memorial Civic Hallでの5Rhythms に参加。
以前にニューヨークで一度体験したことがあり、楽しかったのでまた参加することに。
5Rhythmsは動きの瞑想で、インストラクター兼DJの音楽に合わせ、自由に踊ります。
時々インストラクションが加えられ、手で感情を表現したり、ペアになって目で会話するように踊ったり。 
自然の流れに身を任せつつ、思う存分動きました。




延々と続く曲がりくねった緑の深い道を走った僻地にあるユニークな村ニンビンへ。
70年代で時間が止まったよう。ヒッピーでカラフルです。





国立公園に指定されているナチュラルアーチへ。
ナチュラルアーチという名のとおり、自然に美しいアーチ型をした岩があります。


アーチの奥を流れる滝は、水から女神が浮きでてきそうな雰囲気でした。





クライマックスは、フルレインボー!!
生まれて初めて、どこも欠けることのない、地面から地面へと続く180度の虹を見ました。

平成21年6月12日金曜日

The Dreaming Festival 


先週の金曜夜から月曜まで4日間にわたってウッドフォードで開催されたオーストラリア土着民族の祭典、The Dreaming Festivalに行ってきました。

上の写真はドライブ途中に見た噴火山たち。果てしなく広がる平らな土地に火山がぽつぽつ。地形ってそれぞれちがっておもしろいなと思いました。

ブリズベンから車で2時間くらいの、緑の深い広大な土地で開催されました。みんなキャンプしていて、ひとつの村のようです。
夏の年越しにはここで6日間の巨大な音楽祭が開催されるそうです。

満月をまたいだ週末、美しいお天気に恵まれました。

アボリジニー文化に関連するダンス、シアター、音楽、フィルム、ディスカッション、ワークショップなどのブログラムがいくつものステージで一日中開催されていました。絵画や工芸品のギャラリーも多かったです。来ている人は、子供からお年寄りまで幅広い年齢層でした。

屋外の砂のダンスステージでは、アボリジニーやフィジーの伝統舞踊を見ました。

フィジーの踊りは、フラダンスに似ています。南国の明るい雰囲気が笑顔を誘い、パーカッションが盛り上がるとともに超速で揺らされる腰は圧巻でした。

アボリジニーの踊りは、声とディジルドゥーにあわせて。奥底から響いてくる低くてパワフルな音。私が見たものは、10人くらいのグループで、風を踊ったり、動物になったりしていました。彼らは本当にリラックスしているように見えました。
舞踏でも春のそよ風や冬の寒さなどを踊ったりする。鳥などの動物も。ヨガのポーズも動物や自然が多いなと、見ていてふと思いました。

フィ ルムもたくさん上映されていて、いくつか見た中で特に印象的だったのか、『The Returning of Soul』というニュージーランドのマオリのアーティストによるもの。砂浜描かれた人が実際の映像となって現れて、海で古代の民族のように舞っている。映 像の上にマオリや英語で書かれた詩がのせられ、魂の束縛と解放が抽象的かつダイレクトに伝わる方法で表現されていました。


Rhythm Hunters。和太鼓も含めたさまざまなパーカッションにサックスとディジルドゥーを加えた総勢20人くらいのビッグバンドです。地響き がするくらい太鼓が鳴り響き、サックスとディジルドゥーが、トライバルかつメローな雰囲気を加えていました。ステージ前は大勢の人が踊っていて、とても盛 り上がっていました。


朝のヨガサークルは、池のとなりの大きな木の近くの広い芝生で行われました。ディジルドゥーの生演奏にあわせて。回転などの動きを加えたウォームアップの あとゆっくりと太陽礼拝。妖精のようなかわいい元気な先生で、とても丁寧にわかりやすく、自然とつながるように導いてくれました。快晴の青空を掴むように 手を伸ばすのがとても気持ちよかった。

アボリジニーの伝統的な遊びが楽しめる広場では、たくさんの子供たちが走り回って遊んでいました。ひとりほかの子よりも小さな黒人の女の子がいて、とてもおっとりしていて、ゲームをあまり理解していない様子でなんともかわいかったです。

『My Right Foot Your Left Foot』は、オーストラリアに歓迎されるということはどういうことか、についてのユーモアと機知に富んだダンス舞台劇でした。さまざまな文化からのトラ イバルなステップをつなげたところがあり、空気ががらっと変わるパワフルなものでした。

『Reliquary』はアボリジニーと韓国人ダンサーによる作品で、それぞれの文化のスピリチュアリティを題材にしています。素晴らしい踊りで、空間が凍りつくような瞬間がありました。舞踏的な雰囲気の作品で、浄瑠璃のような人形も使われていました。


クロージングセレモニーは池の前のステージで盛大に行われました。最後は多くの出演者が一緒に踊り、楽しく祝福しながら閉会しました。