平成22年7月28日水曜日

グルに捧げる満月


昨日月曜昼頃はグルの満月Guru Purnimaでした。週末土日はグルに捧げるイベントでした。

土曜朝、マーケットへ。真っ赤なバラの花束を見つけたのでワークショップ用に買う。
午後は、ブリズベンのWest EndにあるZen Centralで、先月103歳で亡くなった大野一雄先生に捧げて、舞踏のワークショップをしました。


友 人MeganとZoeがウォームアップをリードしてくれました。まずはZoeが日本に舞踏を習いにいった時に、とりふね舞踏舎で習ったという腕に重力を感 じるエクササイズを紹介。今までになく自分の腕を重いと感じた興味深い体験でした。そのあとは沖縄音楽に合わせて無重力のようなふにゃふにゃの腕を踊りま した。


そのあとMeganが、目隠しで部屋のさまざまなものに触れるパートナーワークをリード。目隠しでいろいろなtextureを感じ取りました。

そして私が引き継ぎ、舞踏へ。大野義人先生の教えをシェアしました。

空間を見つめること。空間には何もないわけではなく、何かがある。空間に出会うこと。部屋の中を今度は目隠し無しで開いた目で見て回りました。


非連続の連続、全ての瞬間を感じながら歩く。


祈り。舞踏は祈り。日常の動作も全て祈り、全て舞踏。


次は花。全員に一本ずつ薔薇の花を配るという作業を非常に満喫しました。花を手渡されると、誰もが美しくやわらぎました。

花のように踊るのではなく、花になる。地と繋がり天に向かって咲く。暗闇と光、生と死を併せ持つ。


苦しんでいる世界のどこかへ、悲しみの花を捧げました。


糸通しやバケツの水運びの踊りなどをもとに、人生の葛藤を体験。


最後は花の一生、花が生まれて咲いて衰えて死ぬまでを即興。一面花畑が出来ました。


日曜日は、シェンのタブラスクール、Ashu Babu Memorial Tabla Schoolの生徒達によるコンサート。毎年Guru Purnimaに開催されます。去年に引き続き開会のマントラを唱えました。マントラのあと、グルの写真に生徒全員が花を捧げました。
演奏者は、10代前半の男の子が中心でお父さんも一人。まだ幼い男の子達がとても上手に演奏していてとても感心。最後はシェンの11拍子のタブラソロで終了。毎年とても心温まるイベントです。

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