平成25年3月8日金曜日

出産

 2月25日、予定より1ヶ月早く出産しました。

ブリズベン、Bemacでの大きなコンサート、United Nations of Indian Classical Musicを終えた翌日の、全く予想していない展開でした。

コンサート翌朝寝不足の中、手足にかゆみを感じて前日受けた血液検査の結果が出たとのことで呼び出され病院へ行くと、異常があったとのこと。再検査をしても同じ結果。肝臓や腎臓の機能が妊娠により低下していて、胎児への影響を考え、即妊娠終了、出産すべきと言われました。

え〜!!!まだ、予定日の30日も前、大切なコンサートを終えこれから本格的に出産に向けて準備、と思っていた矢先。

お医者さん達がその準備についての話し合いを進め始め、結構時間がかかり、かなり待たされる。一体どれだけすぐの話なんだろう?今日?それとも3日とか1週間とか?など思いを巡らせている間。。。

なんと、破水!

看護婦さんに告げると、お医者さんが来て、このタイミングに相当びっくりした様子。「頭のいい子に違いないわね」と。

「じゃあ話が早い、今日明日でしょう」ということで、分娩室へ移動。。。

。。。もう全てに身をまかせるしかない。

分娩室は広く、大きな浴槽もあって、ずっと自分の好きな音楽をかけていました。グルジのドゥルパドを聞きながらの出産。

名前をサラスワティと決めていたので、ラーガ・サラスワティからスタート。

浴槽に入ったり、四つん這いになったり、いろいろな姿勢でのアクティブな出産。

マイルドだった陣痛が激しさを増し、息んでいるときはラーガ・ビハーグが背後で優しく流れていました。

陣痛って言葉は、英語でcontraction、直訳すると「収縮」だけど、ときどきあえてexpansion「拡張」と呼ぶ人がいる理由がわかった。私もそれに賛成。縮むというより、骨盤がぐお〜!とものすごい力で押し広げられていく感じ。お産の痛みってこういうものなのね、受け入れつつ、息を整えてた。

我が子との初対面の時は、ラーガ・ハンスキンキニのスールタール。ノリノリの祝福モードに。

出産をずっと支えてくれたインド人の助産婦さんに感謝。シンドゥールをしている私に興味を持ち、インドの話やヨガの話をしたり、(旦那さんはヨガ教師とのこと)、かけていた音楽をbeautiful、と一緒に鑑賞してくれ、私にぴったりの人が担当してくれました。

もともと自宅出産をするつもりだったので、そのために頼んでいた助産婦さんもかけつけてくれました。

二人の助産婦さん、そしてもちろん、ずっと立ちあってくれたシェンに感謝。


2月25日午前3時29分、2642グラム、48センチ、Saraswati Grace Flindell(サラスワティ・グレース・フリンデル)無事誕生。


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